

構成成分として大豆油を使用したインキです。大豆インキに含まれる大豆油は、石油ベースの油とは異なり安全なもので、乾燥する際に揮発性有機化合物の大量発生ということがありません。また、 顔料と樹脂を含んでいるため完全ではありませんがほぼ生分解され、地球環境にやさしい製品です。さらに、大豆インキは紙と分離しやすいため、リサイクルにも適しており、リサイクルされた紙の白色度がより高くなります。

アメリカ大豆協会が大豆油の使用を奨励し、基準に合ったインキや印刷物にソイシールの表示を認めています。

植物油インキマークを発行することによって、植物油を利用したインキを使用した環境配慮の印刷物ということが印刷物を手に取るエンドユーザーなどにも認知されることになります。

植物油インキマークは印刷インキ工業連合会が定めた、植物油を使用した印刷インキに表示できるマークです。
http://www.ink-jpima.org/

環境にやさしい水なし印刷
・水現像 〜強アルカリ現像薬品は使用しません〜
水なし版は、有害な廃液が一切出ない水現像方式です。現像処理後の排水は下水に流すことができます。PS版はpH12以上の強アルカリ現像廃液が発生するため特別管理産業廃棄物として回収が義務づけられています。
・水なし印刷 〜IPAを含む湿し水は使用しません〜
水なし版表面のシリコンゴム層が従来の水あり版の湿し水に相当し、インキを反撥します。そのためにエッチ液やIPAなどの有害物質を含む湿し水を使いません。湿し水廃液は、水質汚濁防止法で定められたBOD、CODなどの基準値をはるかに越えています。

「水なし印刷認証マーク」は、環境問題に熱心に取り組みつつクオリティの高い印刷物を製造している印刷会社に支給されています。
http://www.waterless.jp/

再生紙とは、原料に古紙を配合して製造された紙のことです。
再生紙にも、上質紙、コート紙、アート紙などさまざまな種類があります。従来は新聞紙、段ボール、板紙、トイレットペーパー等への利用が主でしたが、近年では環境に対する意識の高まりもあり、書籍や雑誌、文具、OA用紙等への利用も増えています。日本の古紙利用率は2003年に60%を超え、世界でもトップクラスです。
再生紙使用に関して、表示できるマークには種類があります。

再生紙使用マーク(Rマーク)は、「ごみ減量化推進国民会議」(現在の「3R活動推進フォーラム」)によって定められたもので、古紙パルプ配合率により、R50からR100まで10段階のマークがあります。

グリーンマークは、「古紙再生促進センター」が、古紙利用製品の使用拡大を通じて古紙の回収・利用の促進を図るため、古紙を原料に利用した製品であることを容易に識別できる目印として制定したマークです。

エコマークは、「日本環境協会」が商標権を持つ環境ラベルで、環境を意識した商品選択を促したり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としています。ですから、紙や印刷物に限らず様々な商品分野での基準があります。

紙の原材料であるだけでなく、生態系においてもとても大事な森林を守るため、森林経営を「森が正しく管理されているか」「森に働く人たちの暮らしが守られているか」「経済的に永く続けられる方法で経営されているか」などの視点から審査するための制度が森林認証制度です。環境ラベリング制度のひとつで、木材認証制度とも呼ばれます。
森林認証紙とは、そのような適切に管理された森林から産出されたことが証明されている木材を使用して作られた紙のことを言います。森林認証紙は再生紙よりも製造工程でのCO2の排出量が少なく、地球温暖化防止、環境保全・環境負荷軽減の面から大いに注目されています。
認証制度としては、FSC(森林管理協議会)やPEFC(PEFC森林認証プログラム)が国際的に有力で、他に日本独自の制度としてSGEC(『緑の循環』認証会議)があります。各制度により、それぞれの認証ロゴマークがあります。
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